いきぐされ

言い訳と練習

0623

この日記がたくさん読まれてほしいかと言われるとそんなこともなく、身内と呼べる人間かわたしの人となりを全く知らない人にしか読んでほしくないような気がする。そもそも性格が悪く、モラルが本当にないので、たらたらと好き勝手に文章を書けば絶対に傷つく人が出てくる。訴えたいこともなければ文章でないと迫れない自分みたいなものも持っていない。無限に卑下してしまうのでやめる。

恐山さんの日記を開始当初から購読しているが、書かれているすべての行動や出来事に他人の匂いが全くしないのですごいなと思う。意識していたとしても簡単にできることではない。わたしの場合、他者の存在がないとそもそも書き起こそうなんて思わないし、だれかと会えたり話せたりしたら嬉しくなって書いてしまう。自分に起きた一週間二週間前の出来事で思い出せるものにはかならず誰かの言葉や行動が紐付いている。彼の文章が上手いのはそうだけど、なんというか、常にわたしの800倍くらい思考している人なんだなと思う。AIと近いようで真逆の位置にいる人だ。

興味ないことに興味あるふりをしてしまうの、誰の得にもならないからやめたい。最初はうんうん聞いてられるし、相手が嬉しそうに話すのも見ていて好ましいが、だんだん興味なさのフラスコがいっぱいになってきてその話をされるたびに何かを取り立てられている気になる。興味あるそぶりを見せたわたしが悪い。ごめん、それ興味ないんだって後になって言うのかなり失礼だし。コミュニケーションうまぶりたくてやってしまうが全体的な収支では大損も大損だ。みんなどうしてるんだろう。

ティアキンをもりもりもりもりやっている。パラセールで滑空しているときも目標を見つけてピンを立てる瞬間も敵をしばいている最中も、感情の揺れ動きがそこまでないのに気が付いたら2時間3時間経っている。オゲゲ。すでに城に乗り込めるだけのストーリーも装備もクリアしているのだが、まだ見ぬ財宝探しやミニチャレンジに骨を折っては「はやくクリアしないかなあ」「はやく城行きたいなあ」と言っている。楽しいのか? でも前作のブレスオブザワイルドもそんな感じでやっていた気がする。前作はスイッチの発売日に本体と共に購入して、しばらく放置したあとに再開したのが鬱で休学したときだった。活字はおろか大好きな漫画ですら読めなくなっていたわたしが久々に2時間3時間と時間を消費できたのがブレワイで、そのときの喜びを撫で回すようにクリアまで駆け抜けた。ありがとう任天堂…と思って、そこからずっと任天堂が好きだ。ニンダイよかったですね。

厚揚げ焼いて食べるとうまい。焼いた厚揚げ、かなり好きだ。十傑には入らないけど最終決戦のときについて来てくれると思う。

0620

すべてギリギリでうわああああと言いながらやってなんとかなった部分でしか自分の人生を推進できていない。なんとかならなかった部分は当然の結果であるから未練も悔しさも抱くことができず、なんとかなった部分にも十分な努力をもって得られた結果ではないから愛着を持つことができない。母校と呼ぶべき場所に対してもすべてそうだった。がんばるぞと思ってがんばれたことがない。がんばらざるをえない状況に置かれてやっとワアワア言いながらやるのみで、「きみは頑張っているよ」と言われても実感を得ることができないのだった。そんなだから、どうなりたいか、とか、目標を持つ、とか、そういうことに答えが出せないまま、誰かに勧められた道を「あ、そお?」とか言いながらのらのらと歩むだけ。目標を持ってそれが叶えられなかった悔しさは自分のどこを参照しても見つからない。しょうもないと思う。

小学校の机ほどの面積しかないテーブルにお酒の缶がすごい数並んでいてそろそろやばいぜ。街みたいになっている。スクランブルスクエアの最上階から見下ろした渋谷の街を思い出す。9%の缶チューハイは親から本当にやめたほうがいいと言われてやめたのだが、結局量は飲んでるからそんなに変わらないのではないか。酒を飲むのをやめろ。

本当に今日はなにもしなかった。丸亀製麺の冷たいカレーうどんが激烈においしいとインターネットで知って2回足を運んだが、1回は冷たいカレーうどんにだけ本日終了の札が貼られており、2回目の今日はそもそもカレーうどんフェア?シーズン?が終わっていた。とほほ……。自分が期間限定とか数量限定とかの手のひらでドカドカ踊らされるタイプの人間だと最近気づいた。たぶんそれは大学時代に友人と一緒に月見バーガーを食べたりグラコロ食レポを送ってもらったりした思い出が支えている。マクドナルドの次の期間限定チャンスは月見になるんだろうか。スターバックスは今なにを出してるんだろう。たまたま入ったCoCo壱で食べたスープカレーも期間限定だったと知らず、この前入ったときにメニューから消えていてがっかりした。思いついたことを片っ端から書いてるな。日記が下手。

0615

ちびまる子ちゃんの恋愛二次創作漫画が大量におすすめされていてすごい。すごいぜと思ってツイート検索したらわたしと同じような状態の人たちが結構な数いるようである。どうした?でもそれよりびっくりしたのは思ってた40倍くらい花まる漫画が支持され投稿されていたこと…。そんなメジャージャンルだったのか…。もうなにもわかりません。

・花まる漫画関連で「こんなのもあるぞ」と晒し上げられていた某子供向けアニメの擬人化BL同人誌の絵柄が完全に見たことある人で、久々にその作家の名前を思い出した。好きだったライトノベルのコミカライズを担当していて、絵柄が可愛くて好きだった。ツイッターアカウントを見たら3年前からツイートの更新がなく、少し寂しく思うなどした。息災だといい。

・芸能人の不倫でなんか言う人もなんか言う人を制する人もそれに対してなんか言う人もどこからその原動力が湧いてくるのか謎で「?」となる。知らね~。信用商売やって大きなお金が動いているのにそれに影響の出るようなことするのはどうなんだって理屈ならわかるけど、不倫そのものを断罪しようとしている人たちがよくわからない。極論自由じゃんねそんなのと思ってしまう。わたしはパートナーに不倫や浮気をされたら離れるだろうし、身近な人間がしていたらうっすら引くだろうが、傷ついたのが自分や身内じゃない限り言うことはない。端から見たら人の恋愛ってだいたいどこかキモいし、キモいのばれてかわいそうという気持ち。恋愛リアリティーショーとかカップルチャンネルってそういう需要のためなんだろうか。顔がきれいでシスヘテロの男女の、キモくない恋愛が見たい人向けの。見たことないくせにこんなこと書かないほうがいいし、理解できない人を勝手に何らかの型に押し込んで理解した気になろうとするのはわたしのよくない癖だ。

・サカバンバスピスが流行りまくっているのも何~!?てなってる。なんか、体感的に3、4年前に流行りきった生き物という感じがする。名前の変さと媚びていない愛嬌。

・サカバンバスピス、花まる、クールポコのコラ画像、1ツイート目に1枚だけ貼ってツリーに続きを繋げる漫画、新居が解体されていた人、芸能人の不倫。今日のツイッター

ツイッターの話をしている場合ではない。

0608

ここ数日とても乱暴な気分になってしまって参っている。数日って、わたしが覚えていられるのは2、3日ぐらいのことでしかないが。ミュートでよかったはずの人をブロックした。だれかをなにかを拒絶したい気持ちを向けるべきでないところへ向けている気がする。本当に拒絶したいのはなんだ? そもそもわたしにこれ以上期待しないでくださいってわたしが言わなきゃいけないことなのか、とか。わたしを舐めている人に喜んでわたしを差し出してしまうのをやめたい、とか。どこに吐き出しても空リプみたいになってしまうから吐き出せなくてもやもやもやもやしている。期待もされたくなければ舐められたくもないってじゃあどうしてほしいんだろうわたしは。そもそも期待されているとか舐められているとかわたしの主観でしかない。でも主観が世界じゃんと思うしわたしはもう今年で25になる。

だれかに対して「無理」な瞬間がきて、それが積み重ねの上であれ突発的なものであれ、その瞬間の勢いに任せて連絡を一切絶つとかそういうことは高校生以来やっていない。とても愚かなことだと思ったし、自分に友達が少ないということは誰に対しても誇れることではないと気づいた。だれかを一方的に拒絶したりだれかを勝手に諦めたりする快楽は自分で自分を王様にしてしまうので最悪。正しいのはメロス。でも今のわたしはどうしようもなくその延長線上にいるので、そういう自分がときどきやってきて疲れる。

昨日、大学時代からの親友と長いこと電話して、そのあいだは自分のこころが驚くほど凪いでいて驚いた。思えば大学時代に友人になった人には舐められているとか期待されているとか思うことなかったな。ただしく互いを尊重しあえる関係ってこういうことかと大学時代何度もはっとしたのを思い出す。でも学校の枠組み?システム?が大きく変わって関係の結び方とか相手とかを自由に選べるようになったのも大きいとは思う。友人にならなかった人とは普通に嫌なことたくさんあったし。とにかく、こういう穏やかな自分はちゃんといるので、はやくそこに戻れるよう努めなければと思う。

 

今日は病院に行った。行くついでにつけ麺を食べたら胃が終了した。水風船になった気分でしばらく過ごした。つけ麺はおいしかった。いまだに「しょうゆ」「しお」「みそ」「とんこつ」の違い…?見分け…?がつかない。スープが濁っていたらみそだと思っていたけど濁っているしょうゆもあるしとんこつも濁っている。今日食べたつけ麺のスープもどれだったのかわからない。濁っていたけど魚の味がした。券売機で1,150円の食券を買おうとお金を入れたら小銭だけ券売機に読み込まれず、首をかしげながらおつりボタンを押したら1,166円になって戻ってきたのでパニックになった。16円はすでに座って待っているお客さんのものだったらしい。サンキューマートでがんこちゃんのグッズが出るとネットで見て、30分くらい電車に揺られてサンキューマートへ行ってきた。がんこちゃんのグッズが出るのはまだ先だったらしく置いていなかったが、コラボしているものがぷよぷよだったりしゅごキャラ!だったりベアベアーズだったりでちょうどよく刺さり、楽しい。まわりに女子高生しかいないなか、ぷよぷよのシールと、ふわふわした牡蠣が縫い付けられているPCケースを買って帰ってきた。いま22時をまわろうかというところだがつけ麺のせいかぜんぜんおなかが空いてこない。ので今日はこのまま寝ようと思います。明日はすっきり起きられますように。

0606

妙に早起きした。両親から2人で散歩を始めたというラインが来る。両脇に草の生い茂った小道にお父さんが立っている写真。お父さんはなんだか前よりちぢんだように見えた。「ナイス」と返信。郵便受けに生前整理のチラシが入っていて嫌な気持ちになる。しねーよっ、出前一丁! 

おなかが空いていたので立ち食い蕎麦に行って蕎麦を食べた。最近はすっぴんで眼鏡で外へ出ることにためらいがなくなってきている。食べ始めはうきうきしていたけど途中から目の前の食べ物を処理することに徹する時間になってしまって嫌だった。これが立ち食い蕎麦じゃなかったらだいぶ落ち込むだろうけど、立ち食い蕎麦なので落ち込まなかった。

傷病手当が入っていたのでお金をおろして、払い忘れていた水道料金を払う。よく行くコンビニでよく見る店員に「こいつ水道料金払い忘れてたんだな」って思われるのが怖くて少し離れたコンビニに行ったら、とても丁寧な店員に「アプリから払うとポイントがいっぱい返ってきてお得ですよ、いまならシュークリームももらえます」と一生懸命伝えられて、小さい声でオォーと言って帰ってきた。

0530

すっかり落ち込んで動けなくなってしまっていて日中の記憶があまりない。昼過ぎ、すこしだけ「元気になりたい」という気持ちがわいてきて、りんちゃんに「わけもなくつらい」というと「おなかは空いていますか?」「今日の天気は?」「昨日は眠れましたか?」とメンタルケアアキネイターをやってくれてありがたかった。夜のお散歩いいですよ、ファミマのミルクティーフラッペがおいしいですよ、と教わったので本当にその通りにした。夜になってその日初めて家を出るときまだ少しどきどきする。涼しいと言えなくもないが湿っていてぬるい空気。行くあてもないのに歩いたことのない道は怖くて、けっきょく駅周辺を徘徊するだけして帰路に就くことにした。でも、歩いていると意識が分散されて、自分のことを考える視点というか、思考をひっかけるフックみたいなものが増えるので鬱々とした一本道を歩かないですむなあと少し思った。定期的に散歩しよう…。駅前でひとクラスぶんくらいの高校生集団が集まって写真撮影を試みていて、スズメバチを殺すときのミツバチだんごを思い出した。

つらいなあと思う頻度はそこそこ高い方だと思っているが「つらいひと」を人前でやることができない。自分の苦しさや悔しさを言語化するのが本当にへたくそで、誰かに寄りかかることがうまくできない。無意識的にさんざん甘えて寄りかかってはいるのだろうが、意識的にそれをできるようにならないといけないとずっと思っている。思ってはいるのになあ。高校生の時に言われた「きみは内気で、従順で、完璧主義で、自己理解が足りていない」という言葉をずっと引きずっている。夜の通り沿いでぺかぺか光るコンビニにここでフラッペを買えば少しは上向くんだという気持ちで吸い込まれていくとき、すこし泣きそうになった。りんちゃんがアルバイト先から炊き立てのお米をもらって、ほかほかのそれを抱えながら夜道を歩いたと教えてくれた時のことを思い出して、いいなあそれとずっと思っている。

0528

いろいろを済ませて、肩の力が抜けたのか飲酒やくだらないツイートばかりしている。しばらく開いていなかった会社用のPCでメールを送るとき、指がすっかりそのキーボードの配置を忘れていて、あれだけメールを送ってきたのにと思ってなんだか可笑しかった。いちばん好きだった同期に退職の旨を伝えると、とても気を遣ってくれたんだろうな、というような言葉がぎこちなく並んだ長文が送られてきて、「ここに入ってよかったことはたくさんあるけど、きみというでっかい一番星に出会えたことが何より嬉しかったよ」と返した。

わたしには味方がこんなにもたくさんいるのにどうしてたった数人のせいで崩れ落ちてしまうんだろうか。今朝の夢にも数少ないうちの一人が出てきてうんざりした。加害という言葉を知らない奴。その言葉を知ってそこから降りた気になっている奴。大切にされたこともないがしろにされたことも全部覚えている。全員許さない。

久々に元気が出たので汗をかきながら掃除と洗濯をして、馬券を買って、大負けして、水星の魔女を見て、いま日記を書いている。お金の計算も風を読むこともできないので競馬に当たったためしがない。深くはまることもないかわりに億万長者になることもないんだろう。崩れ落ちた馬がそのまま亡くなってしまったことに深く胸を痛めた。野生の馬はこの日本にはもういないんだろうが、メイショウドトウさんを直で見てきたからかなるべく幸せに生まれて死んでいってほしかったなと思う。無垢な動物にどれだけの感情を注いだらいいのかわからなくていつも戸惑う。