いきぐされ

言い訳と練習

0721

暑い暑いといってクーラーに頼ってばかりいたら喉がガシャガシャになってしまった。暑いときにもっていかれる体力とは別のなにかがクーラーでもっていかれている。加齢だ。適切な温度と湿度のなかで暮らすことってこんなに難しいことだったのか、など。昨晩お母さんと気圧の変化と体調についての話をして、しゃかりき元気でずっと過ごしていられている日って思い返すとかなり少ないかもしれないね、と言った。

とても悲しい、びっくりすることがあって、書き起こしたら気は晴れるだろうかと久々に日記を書いているがどう書いたらいいかもわからない。友人と電話をしてみたが報告に留まるのみで、そのときの感情を言葉にすることはできず、ただ芥川賞の話とかあたしンちの話とかをしていた。最近なにか楽しいことしてるか、と問われてそのまま問い返すと、パン屋で食パンの食べ比べをしていると友人が言っていた。模範解答のような楽しい暮らしだ…。どこが一番おいしかったか聞くと「食パンなんかどこも同じだ」と返されて痛快だった。

お母さんはお父さんと映画を見たり、毎日散歩に出かけたりしていて、同期たちはせわしなく働いていて、友人は食パンの食べ比べをしていて、隣の芝はとは言うが自分はなにをしてるんだろうみたいな気持ちになってへとへとする。へとへと。言い訳のように書類を出したり友人と会う約束を取り付けたりしていて、もっと、もっとイキイキと暮らしたい…。泣いたり吐いたりしながら働いていた日々から脱却できて、しばらく経って、欲張りになっているのかもしれない。いいことなのか悪いことなのか。

明日から大阪に行く。行くやで。まいど。