いきぐされ

言い訳と練習

0511

地震怖かった。緊急地震速報が怖かった。お父さんは3時には目が覚める生活を送っているのですぐに連絡がきて、簡単な言葉で無事を伝えた。最悪な音に叩き起こされるまでなんだか気持ちのよい夢を見ていた気がする。眠ろうと枕に耳をつけると、心臓がドクドク言っているのが聞こえた。

9時ごろにまた目を覚ますと友人から7時ごろにラインがきていた。なんともないよーと伝え、地震速報が怖かったと言うとオフにするやりかたを教えてくれた。あなたの身を守るものなんだから、とたしなめるのもその一つだろうが、このときは一番わたしの身を案じてくれている提案だと思って言われるままにオフにしてまた寝た。昼過ぎに雷の音で目が覚める。ものすごい一日だなあ、とまどろみながら轟音に耳を澄ませていた。

夕方ごろ、帰宅途中のりんちゃんと通話。夕暮れの盛岡の街をビデオ通話にして見せてくれた。2匹の黒猫。けたたましいつつじの群れ。水彩筆の一線だけ夕陽が残っているような空。その僅かな夕日に照らされるビルの窓。川。絆という名のスナック。すごく嬉しかった。彼女からは神に祝福されているんじゃないか、みたいなエピソードをたくさん聞いてきたが、神が彼女を愛さない理由が見つからないなとたびたび思う。

鬱々とした一日だったのでデッドプールを見て締めくくることにした。記憶よりずっとグロいしちゃんと痛そうだけどこの映画においてわたしは台詞回しにしか興味ないなと気づく。

明日は早起きする。たぶん。