いきぐされ

言い訳と練習

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何もしないをした日。何もしないをするぞと意気込んでいたのでこれでよいと思い込む。明日の病院の予約と、スラムダンクのチケットの予約と、美容院の予約をした。

本当はスラムダンクを見に行きたかった。13時ごろ思い立って、気軽に行ける範囲の映画館を見てみたがその時点でレイトショーすら完売だった。最前列の数席しか空いていないとかでなく、完売。悔しくなって何が何でも見てやる、と東京じゅうの映画館を探したけれど、すべて、ほんとうにすべて完売状態だった。新宿バルト9の26時から始まる回はチケットが余っていたものの、夜の、ゴールデンウィークの新宿で一人で何をして時間をつぶせばばいいんだと思って諦めた。スラムダンクすごいぜ。誘われて見るまでこんなことになっているって分からないんだから、いかに今自分がネットだと思っているものがパーソナライズされているか、いかに自分は興味のない情報を無意識に遮断しているかを思い知る。一度見るやいなやツイッターのおすすめTLがスラムダンクの二次創作であふれるようになった。昨晩流れてきたのは神宗一郎がゆ虐(ゆっくり虐待、検索しないほうがいい)を生成しているという設定のショート漫画で一人でずっと笑っていた。笑うと同時に二次創作ってこんなことまでしていいんだ/できるんだ…というおそろしさとも感動ともつかない不思議な感覚に襲われた。

匿名ラジオの缶バッジが届いた。コンプリートセット。手に入れると決めたものが手元に届いた安心感と、これのためにおれは〇千円をはたいたのか…という気持ちと。誰かを推すのに向いていないよ。その人にも意思と人権とその人だけの暮らしがあると思うとどうしようもなく他者であることと途方もない距離を感じる。その距離で推すのを諦めるような人間はそもそも推してはいけない。

YouTubeでずっとYOASOBI「アイドル」と新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」と舞元力一を見ている。